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2008年12月

2008年12月18日 (木)

Aqua=Red≒金魚?!その1

まずは
親サイトの名前にもなっている
この言葉たちのことから綴ります。

水と赤が同じで金魚も同じかも?!

(「いきなり妙な事を言い始めたなぁ」と思った
そこのアナタ。
いいのですよ。
そう思われても。
ただ
ここでは「こんなこと」も綴りますので
どうぞよろしく)。

改めまして
まず「Aqua Red~水と赤」の関係から。

結論から言いましょう。
この2つの言葉は
同じひとつの言葉「アルガ・argha」から生まれたものなのです。

アルガ(読みは正確に言うと「アルギャ」)は
サンスクリット語。
サンスクリット語は
インドで話されている公用語のひとつです
(日本では「ぼんご・梵語」ともいいますね)。

ヒンディー語や英語が主流になったインドですが
今でも知識階級の人たちは
サンスクリット語を習得し
実際に使われています。

そもそも
この「アルガ」は
「お客様に差し上げる水」という意味だったようです。

「アルガ」という言葉は
ヨーロッパのほうへ伝わり
そして
ラテン語の「アクア・aqua」へと変化します。
アクアマリンは「海の水」
アクエリアスは「みずがめ座」
ご存知の通り
アクアの意味は「水」です。
そして英語のaquaは
ラテン語が語源だそうです
(というか
 そのままで変化ナシ)。

一方で「アルガ」は
「仏前に供える水」という意味で
仏教と共に
日本へ伝えられたようです。
読みは「あか・閼伽」と変化しました。

「あか」は
「お供え物」を意味することもあります。
水をささげる行為自体も
「あか」と言うそうです。
墓石の前の
水鉢などに入れる水も「あか」。
仏に水を供える棚のことは
「あかだな(閼伽棚)」といいます
(吉田兼好作 『徒然草』の第11段に
 「あかだな」が登場します)。

その他
ちょっと意味がダブっている感じですけれど
京都の真如堂(しんにょどう)には
「あかすい(閼伽水)」と呼ばれている井戸が
三重塔のそばにあります。
同じ京都の鞍馬寺にも
「あかい(閼伽井)」という名の井戸があります。

不思議な話は
ここで一息。
次回に続きます。

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金魚話、はじめます。

はじめまして。
『金魚道』の綴り手
泉鈴(せいれい)です。

このブログは
ちょっとでも‘金魚’に関係する出来事・人・物などについて
気ままに綴る場所です。
なので
「こじつけ」もアリです。
その点はご了承くださいませ。

親サイトは『Aqua Red』
姉妹ブログは『金魚の泉』『言葉の海』 です。

それでは
どうぞよろしくお願いします。

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