歩いている時は
おおよそ
よそ見をしないでまっしぐら・・・
なんてことは
皆無なわたし。
用事があって
目的もあって歩いていても
すきあらば
面白そうなものを感じ
寄り道三昧。
昨日は
黄色い服を着ていたから
背後より
「ぶ〜〜〜ん」という音が近づき
あせるあせる。
虫です。
おそらくカナブンです。
黄色いから
花粉と勘違いしているに相違ない。
人間だってば!
わたしは虫と
あまり親しくするつもりはないのに
虫の方は
なんやかんやと近づいてきます。
ストーカーのごとく。
ひさびさの
猛烈早足で振り切りました。
春とは
虫とつきあわないといけない季節。
みんながみんな
モンシロチョウみたいに
ヒラヒラ舞ってくれれば
多少付き合いやすくもなりますが
「ぶ〜〜〜ん」系とは
どうも。
あ
唯一
トンボだけは何とかお付き合いできます。
カッコいいから。
くやしかったら
ホバーリングしてごらんなさいませ。
(オニヤンマのホバーリングは
遠目でも迫力あります)
カナブンもセミも
できますまい。
なんてことを
こっそり思いながら歩いていると
簡単な柵で囲われた
とあるアパートの玄関先に遭遇。
小屋がアリ
水の入ったプラスチックの容器は
ひょっとして池?
だれ?!と
のぞきこんでみたら
壁に向かってアヒルが1匹
そっと座っておりました。
わたしの顔をチラと見て
玄関先で鳴いても怒られないよう
遠慮がちの音量で
「がぁ」と鳴きました。
どう見ても
楽しそうとは言えない感じです。
数日前
とある池で
自由奔放なアヒルを見たばかりなので
ちょっと不憫に思い
そっと立ち去りました。
飼い主さん
もうちょっと考えて飼ってほしいなぁ。
わずか1メートル四方の中では
息苦しそうです。
そういえば
誰かが
動物園の動物のことを
詩にしていたような。
高村光太郎だっけ。
「本来ある姿に戻してやれ」といった
内容だったと思うんだけれど。
動物
大事にしましょう。
でも昆虫とは
あんまりお付き合いできませんから!