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2013.02.21

哀。

神田やぶそばの火事。

実際にお店を知っているので
ニュースで知ったときは
「えーっ!」と
夜分にもかかわらず
ちょっと大きな声で叫んでしまいました。

鴨ロースを
大事に箸でつまんだあのお店に
(もちろん
 そばもいただきましたよ。)
再訪しそびれていたこと
激しく後悔しそうだったけれど
そのとき
わたしにとっては「江戸の人」
亡き杉浦日向子さんの
「江戸の頃は火事が本当に多くて」
という声が聞こえた様な気が。

そうか。
「建物が焼けただけ」なんだ。
そう
腑に落ちました。

確かに
建物が刻んできたものは
物理的に無くなってしまったかもしれないけれど
人は誰も死んでいないし
つゆが無くなったからと言って
やぶそばが再起不能になったわけでもない。

火事見舞いを届ける方法はないかと
考えつつも
(それほど好きなのよ)
好きなことは
後回しに
しすぎることのないよう
戒めとなる一件です。

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